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段ボールの優れた特徴

段ボールのさまざまな利点

再利用するプラスチック系の包装容器と異なり、回収、洗浄、破損、紛失等に伴うCO2の排出がありません。原則としてワンウェイの段ボール箱は、LCA※で見た場合、トータルでのCO2排出量が少ない包装資材です。

※LCA(Life Cycle Assessment):ある製品が製造、使用、廃棄あるいは再使用されるまでのすべての段階を通して、環境にどんな影響を与えたのかを評価する方法のこと
食の安全・安心への関心が高まり、実際に食品に関するさまざまな事故が発生しています。例えば、レトルト包装や真空包装された食品では輸送中の振動で商品同士がこすれて発生するピンホール(小さな穴)が大きな問題となります。内容商品に合わせて最適な寸法に設計している段ボール箱では、緩衝性や商品固定性が高く、ピンホール発生などの可能性が低く、商品の安全性が高く保たれます。
保温(冷)性の高さ
保温(冷)性の高さ冷凍食品などの場合、物流センターや小売店での搬入・搬出時等に、一時的に常温あるいは冷蔵温度の環境で扱わざるを得ない場面があります。そんな時でも段ボール箱であれば、その特徴である中空構造により保冷できます。また、チルド食品と冷凍食品を冷凍車で混載配送する場合も、短時間であれば段ボールの断熱機能によりチルド食品の凍結を防ぐことができます。
世界中の食品メーカーをはじめ、さまざまな分野で輸送包装の主役として活躍している段ボール。食品などの製造工程では、段ボール箱の包装ラインはほとんど自動化され、日本中、世界中に発送されています。配送先は全国津々浦々、大小さまざまなお店や工場・倉庫などに届けられます。中身や用途に応じて合理的に設計される段ボール箱はどんな場面でも最も合理的で人にも環境にも負担の少ない包装を実現します。
段ボールは、使用後簡単に折りたたんで小さくコンパクトになります。段ボール古紙としての回収機構も完備していますので、大きな保管場所も不要です。多くの小売店ではバックヤードのスペースは限られており、使用後の保管スペースの問題は、衛生面での配慮も含めて包装資材の優劣を考える上での大きなポイントです。
輸送効率の高さ
内容商品に合わせて最適な寸法に設計する段ボール箱は、無駄な空間が発生しないためトラックへの積載効率も高く、輸送効率も高まります。
段ボール箱の重さは、1個わずか数百グラム。プラスチックなど他の包装資材に比べて格段に軽いのが特徴です。大量に扱われる物流過程でも、この軽さが運搬等作業者等への負担軽減に大きく貢献しています。
今までの常識では考えられなかった事件の頻発する現在、食品などへの故意による異物混入などへの備えも欠かせません。段ボール箱ならしっかりと密封され、完全防備の状態で流通されるため、故意の異物混入の可能性は格段に低いものとなります。
衛生性(防虫、防塵、防臭)の高さ
段ボール箱は密封性が高く、物流過程や小売店のバックヤードでの保管中に、虫やゴミ・埃が入る可能性はありません。また、リサイクルで常に新しい段ボール箱に生まれ変わるため、清潔で異臭問題もありません。
段ボール箱は、目を引くデザインや表示で一つ一つのブランドを差別化し、消費者にアピールすることができます。印刷されたさまざまな商品情報のおかげで、箱を開けなくても中身の商品を判別することが可能なばかりか、商品に関するさまざまな注意事項や荷扱いなどの表示は、商品保護にも役立っているのです。段ボール箱は、それ自体が情報発信ツールなのです。
ご存知のとおり紙からできている段ボールは100%再生産可能な天然素材。もちろんお使いになった段ボール箱は是非ともリサイクルにお出しいただきたいのですが、万が一、リサイクルされずに放置された場合でも最後は土に還ります。
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